【みくあす令和ラボからのご報告】
皆さまいつも、みくあす令和ラボ(以下令和ラボ)の実験記事を読んでいただきありがとうございます。令和ラボの所長である私えざおとHP運営の裏方でシステム管理人であるおーたむ氏と今後の方向性について協議したところ、かなり初期の方からお互いのサイトに対する気持ちの齟齬が発生していたことがわかりました。創設当初、おおよそ4年前には「おうちラボ」勢などほとんどおらず、家で化学実験してそれを記録媒体に残してTwitterで発信することをやってきた我々なら面白い化学メインと理系コンテンツを作れるのではないかとのことで創設したのが令和ラボであり、その中の「アングラ化学部」でした。おーたむ氏の中ではこのネーミングも以前のサイトのトップが令和の時代に平成初期のデザインというネタのつもりだったらしく、記事もゆるくふわふわに更新すれば良いとの話でしたが、私はアングラという語を鵜呑みにして某武装派理科集団のような記事を書き込んでやろうと「おうちラボで実験してみた」シリーズの第1回から割と本気の記事を書き、第4回のトリカブトの採毒実験の評判も良かったことから毒劇物を駆使した合成をしたり、違法薬物や自然毒の解説記事などかなり化学屋として黒い世界観を貫いていました。さらに、システム管理人からの「それだけはやめとけ」という自重注意喚起も虚しく公開に踏み切ったりしていました。そして最も大きな負の要因は私が蒸留塔を爆発させて9カ所を縫う怪我を負った事故によって化学クラスタからの自宅実験勢への心象が一気に悪くなったことです。始末書も記事として書きましたがこの負債はあまりにも大きくアンチを大量生産することになってしまいました。それについておーたむ氏と一悶着もありました。それに既に心境が「実験したからついでに記事化」から「記事を書きたいから実験する」と趣味に対する気持ちが変遷しました。
率直に言いますと今現在で令和ラボのメンバーはバラバラに活動しています。それぞれのプライベートな時間もありますし記事の更新頻度が減ることも多々あります。そして何よりのメリットはバラバラに活動することで誰か一人が私のように炎上事案を起こしたときにサイトを閉鎖すれば我関せずにいられるからです。では令和ラボは燃える前提で作ったコンテンツかと問われればNOです。自分の学んだことや経験からそれぞれのメンバーが有する個性を活かした、一般人によるケムステのような理化学系総合サイトを目指していました。そこで今後はそれを叶えるべく令和ラボはグループとして活動していく方針にしていきます。10人メンバーにそれぞれハンドルネームと近影アバターイラストが与えられ、記事数にノルマを課したりグループミーティングを定期的に行ってアイディアを共有することで個々がサイトという基板の上で孤立していた状況を打破していきます。ミーティングやシフト制などを設ければ1ヶ月で数回の更新が可能になるかもしれません(実験記事は非常に更新しにくく、新聞部や美術部などのライティング座学系は比較的更新しやすい)。そして最終的には令和ラボ謹製の書籍を販売することを目指します。と言っても自費出版なのでどの程度売れ行くのか未知数なので電子書籍からのスタートになるかと思います。それに加えて書籍でしか読めないシークレットコンテンツや有料記事、過激すぎるため自粛したものたちも用意したいと考えています。つまり、まとめると、
①記事の世界観は個性を尊重する(ただし過激なものは自粛対象)。私は私で引き続きグレーからブラックな記事を書くつもり。
②グループでやってく上でメンバー同士が我関せずって面でいてはいけない。定期的なミーティングやアイディア共有でコンテンツの質を向上させる。
③記事が過激すぎて火種になりそうならシステム管理人から注意喚起が来るのですぐにパスワード鍵公開にして閉じるか記事自体を消す。
④メンバーが全く関係ないところで炎上してもサイトは一時閉鎖する。
⑤公開記事の少ないメンバーは私生活が忙しいのでしょうが一応声掛けして記事の執筆を促してみる。
⑥守りに入らず丸くならず個々で尖った世界観や、皆が出来なかったようなことや、教科書的座学や、筆者の経験でしか執筆できないようなカガクを展開する。
⑦サイトには広告がついているので頻繁に過去記事をリツイートしたりメンバーの更新をリツイートするなど宣伝することでアクセス数を増やす(HPの運営にも金がかかるので)。
⑧1人あたりの記事数が20を迎えた場合記事を編集して書籍化を検討する(書籍化した場合はシークレットコンテンツだったものやパスワード鍵公開だったものの閲覧が可能になる)。
です。
閲覧者様にお願いしたいのは素直に面白いと思った記事をTwitter等のSNSで拡散して欲しいということです。所長の私とシステム管理人は共に4000人前後のフォロワー様を獲得してきました。このことを活かして知名度を上げるとともに化学のおもしろい面、不思議な面、魔法のような面、悪く暗澹な面などを伝えていく発信活動が出来ればいいなと思う所存でございます。世界中にいる化学/科学コンテンツの一つとして日本国内でコンプライアンスギリギリの「攻めた科学」を目指して仲間入りするためにも皆さま何卒ご協力よろしくお願いいたします。
みくあす令和ラボ
ラボ所長:えざお

化学部・バイオ部のおうちラボケミスト兼バイオハッカー見習い。まだまだ勉強中の青二才。一応環境分析化学専攻だったりする。有機化学が好き。自信は無いのでどうかお手柔らかに!